「猫の手も借りたい」ってよく聞くけど、
よく考えたらなんで“猫”なん?って思わへん?
日常で何気なく使ってる言葉には、実は知られざる意味や由来があるんやわ。
そんな“言葉の背景”をゆる〜く楽しく紹介していく【ことばの雑学】シリーズ、今回がその第1回!
第1回は、忙しさを象徴するあのことわざ「猫の手も借りたい」を深掘りするで🐾
※諸説ありますが、一般的にはこう解釈されています。
「猫の手も借りたい」ってどういう意味?
「猫の手も借りたい」って言葉、日常でよう使われるけど、
あらためて聞かれたら…説明にちょっと困る人もおるんちゃう?
実はこの言葉、「もうとにかく忙しすぎて、誰でもええから手伝って〜!」っていう気持ちをあらわしとるんさ。
猫って、別に何か仕事をしてくれるわけでもないやん?
その猫の“手”でも借りたいくらい、切羽詰まっとるんやって話なんよ。
まあでも正直、「猫の手借りても役に立たんやろ〜!」って思わん?笑
うちのネコなんか、昼寝しとる時間の方が長いし、頼んだら迷惑そうな顔されるで。
けどな、そういう“働かなそうな存在”にまで頼りたくなるくらい、
心にも時間にも余裕がない…そんな笑うに笑えん必死さが、
この言葉にはギュッと詰まっとるんやわ。
ちょっとクスッとできるけど、どこか共感してしまうこの表現。
現代でも「仕事詰まりすぎて猫の手案件やわ〜」とかってSNSで使われとるんやよ。
「猫の手も借りたい」って、ただのことわざやなくて、
人間の余裕のなさとか、焦りの感情まで映し出しとる言葉なんやなぁって思うんさ。
猫の手が登場する理由とは?
「猫の手も借りたい」って聞いたとき、
ふと「なんで猫なん?犬や猿やったらあかんの?」って思ったことない?
でもな、このことわざに“猫”が選ばれたのって、
ただの偶然やないんよ。むしろ“猫やからこそ”成立する表現なんさ。
まず注目したいんが、猫の“手”。
ちっちゃくて、ふにゃっとしとって、ぷにぷにの肉球…🐾
見た目はめちゃくちゃかわいいけど、「働けるか?」って聞かれたら、たぶん無理!笑
ほんで猫そのもののキャラよ。
気ままに寝とるし、呼んでも知らん顔するし、手伝う気ゼロ。
でもなぜか、憎まれへん。むしろ「可愛いから許す」みたいな空気すらあるやん?
この“頼りにならんけど愛される存在”っていうポジション、
めちゃくちゃ絶妙やと思わへん?
そんな猫の手を「借りたい」っていうのは、
つまり「あ〜もう誰でもええで!この状況どうにかして〜!」っていう、
ギリギリの心の叫びを、ちょっと笑える形で表現しとるんやわ。
たとえばこれが「クマの手も借りたい」やったら、
たぶん逆に邪魔やわ。危険すぎる🤣笑
つまり、“どう考えても戦力外”な存在をわざわざ引き合いに出すことで、
どれだけ切羽詰まっとるかをユーモラスに伝えとるっちゅうことなんやわ。
せやで、「猫の手も借りたい」って言葉には、
“絶望の中のユーモア”と、“かわいさへの甘え”が、うまいことミックスされとるんやわ。
それを思うと、「ことわざって、うまいこと考えられとるなぁ〜」ってしみじみしてまうんよな。
実際はどう使う?例文とSNSでもよくある使い方!
「猫の手も借りたい」って、昔のことわざやと思っとったら大間違いやに。
今はもう、SNSでも大活躍のフレーズなんさ!
たとえばX(旧Twitter)では、こんな投稿がよう流れてくるんよ👇
「年末進行で猫の手も借りたい忙しさです💦」
「育児と家事で猫の手も借りたいとはこのこと…」
「#猫の手も借りたい」
このタグ付きで呟いとる人、多いこと多いこと😂
しかもこれがまた、みんな忙しさに追われながらも、
どこかちょっと笑かしてくれる投稿が多いんさ。
特に年末、年度末、夏休み明けあたりは「#猫の手も借りたい祭り」やと思うぐらいやで🤣
それに最近は、“ママアカ”とか“働く主婦アカ”の人たちが、
この言葉をよう使っとる印象あるわ。
中には「猫の手どころか、タコの手と足も借りたい🐙」って言うてる人もおって、
あ〜、分かる分かる〜!って、ひとりでうなずいてまう自分がいるんよな(笑)
ほんで、ただ忙しさを嘆くだけやなくて、
「“猫の手”すら役に立たん今日のうちの子…」みたいに
自分の子どもネタとか、旦那ネタにしとる投稿もあって、
このことわざが、今もちゃんと“生きとる言葉”なんやな〜ってしみじみ思うんさ。
プチ雑学:「犬の手」じゃダメだった理由!
「猫の手も借りたい」って言葉があるなら、
「犬の手も借りたい」とかでも良さそうなもんやのに…って思わん?
でも実は、この“犬の手”バージョンが使われへんのには、
昔の日本人の“犬に対するイメージ”が関係しとったんさ。
今でこそ、犬はペットとして家族の一員やけど、
昔はもっと“働く動物”ってイメージが強かったんよ。
番犬やら、猟犬やら、荷物運びやら…。
とにかく頼れる相棒みたいな存在やったんやな。
そやもんで、「犬の手を借りたい」って言うたら、
「いや、それ普通に借りて仕事してもらったらええやん」って話になってまうんさ。
つまり、犬は“借りたい対象”やのうて、“すでに戦力”として数えられとったってわけ。
その点、猫はというと…まぁ、自由気ままに寝とるし、
呼んでも来やんし、「貸したるのはええけど、働く気はないで」って顔しとるやろ?笑
せやで、「犬の手も借りたい」やと真面目すぎるし、
“猫の手”やからこそ、ユーモアと必死さが絶妙に伝わるんやと思うんさ。
しかもな、犬は忠義に厚いけど、猫は気分次第。
頼んでも「気が向いたらな」って感じやろ?
そんな“まったく期待できん存在”にすがるくらいの忙しさ…
もう、その時点でギブアップ宣言みたいなもんやん🤣
ことわざって、意味だけやなくて「なんでその言葉になったん?」って考えてみると、
その時代の暮らしや人との関わりも見えてきて、なんかおもしろいなぁって思うわ。
そんなに忙しいんやったら、猫より先に人に頼みなよ…って思わん?😹
てか、うちの猫なんてソファで昼寝して、たまに伸びしとるだけ☁
借りたところで、「なでてからにして?」って顔されそうやし、逆にこっちが気ぃ遣うわ💦
…あかんあかん、癒されてまって仕事進まんやつ〜🐾
✨まとめ
「猫の手も借りたい」って言葉、普段なんとなく使っとる人も多いと思うけど、
今回あらためて意味や由来を知ってみると、「なるほどな〜!」って思える部分、けっこうあったんちゃう?
ただ“忙しい”って言うだけやなくて、
「誰でもええで、もう助けて!」っていう切羽詰まった気持ちを、
ちょっと笑える表現にしてくれとるのがこの言葉の面白さやと思うんさ。
昔の人のセンスって、ほんま絶妙やよな。
そして今の時代でもSNSでタグにされてバズっとるってことは、
**人の忙しさって、時代が変わっても変わらんもんなんやな〜**って、ちょっと笑えてちょっと切なくなるわ(笑)
ことわざって、こうして意味や使い方を知っとくと、
何気ない会話でもちょこっと言葉のセンスが光るし、
「その表現、粋やな〜」って思われることもあるかもやで😊
ほんなら次回も【ことばの雑学】シリーズで、
「これってどういう意味なん?」「どこから来たん?」っていう
**身近やけど案外知られてない“言葉の裏側”**を、わかりやすく掘り下げていくでな!
またお楽しみに〜🐾✨